腟トリコモナス症の基礎知識!腟トリコモナス症は早期治療が大切

腟トリコモナス症はトリコモナス原虫が体内に入ることで感染する性病です。主な感染源は性交渉ですが、感染者とのお風呂やタオルを共有することでも感染します。腟トリコモナス症はどのような病気で、どんな検査や治療があるのでしょうか。

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自己判断をせずに腟トリコモナス症の診断・検査は医療機関に相談する

   

腟トリコモナス症の診断・検査

腟トリコモナス症 は同名の原虫による性感染症で、男性では尿道炎や前立腺炎・女性では膣炎を引き起こします。治療のためには原因を確定する必要がありますが、この病気では鏡検法・培養法・核酸増幅法の3種類の検査方法が用意されています。

鏡検法は尿道分泌物やオリモノなどの膣分泌物を採取し、顕微鏡で観察する方法です。ただし原虫を少数しか採油できないと見落としが生じる可能性があります。培養法は分泌物の中から採取した原虫を培養して感染を判定します。採取量が少数でも精度の高さのメリットがありますが、結果が出るまで時間を要するのも事実です。最後の核酸増幅法は、原虫の遺伝子を増幅して検

出するので、非常に精度が高く短時間で結果も終わるものの、費用が高くなる傾向があります。これらの検査結果と肉眼的所見をもとにして、腟トリコモナス症 の確定診断が下されることになるのです。この性感染症は幅広い年代に患者が見られるので、高齢者でもかかる可能性があります。

いつ病院に行くべき?

腟トリコモナス症は男性では軽い症状で経過することもありますが、女性の場合痛み等の症状が、強く出る傾向があり、重症化することもあります。そのため心当たりがあれば、早期に医療機関にかかるべきです。ただ検査のタイミングを逃さず、適切な時期に検査を受けるのが賢明な選択になるのです。

ところで性感染症には潜伏期間があるので、それを参考に発症の可能性を自分なりに判断することは可能です。この病気では、男性の場合10日前後・女性では比較的長く10日-数ヶ月とも言われています。自覚症状ではオリモノに特徴的な変化が見られ、ニオイが強く黄色く膿状などを呈するようになるわけです。

普段と違うオリモノの変化を目にしたら、これを検査のタイミングと考えることが出来ます。検査期間は培養法ではある程度の時間を要しますが、それ以外の核酸培養法や鏡検法では比較的短期間に結果が出ます。腟トリコモナス症 は性的接触を伴わなくても、タオルの供用によっても感染する可能性があるので、タオルの使いまわしを避けるのも予防法になります。”